サッカー選手にとって命ともいえるスパイクは、時代とともに大きく変化してきました。
ここで進化するサッカーのスパイクについて、いくつかご紹介いたします。
素材の変化
かつてのサッカースパイクは本革1枚を使った、無骨なデザインが多かったようです。耐久性が重視され、牛革やカンガルー革などの高級素材を使ったスパイクが主流でした。
グリップを向上させるために、スタッドに刃型の形状が用いられたこともありました。最近の素材は本革から特殊素材を用いた人工皮革製に変わりつつあり、運動性が重視されているために軽量化が図られ、通気性や伸縮率に優れた素材が数多く用いられています。
ボールの回転を高めるためにアウトフロントやインフロントに、特殊素材を張り付けたスパイクや、逆に回転がかからないように、インサイドに滑り止め効果のある特殊素材を張り付けたスパイクがあります。
また、スパイクのポイント部分が固定式でも、充分なグリップを得られるように開発されたスパイクもあります。
このように、今では使う目的に合わせて自分の足幅や甲の高さにフィットするスパイクを自由に選べるようになってきました。
カラフルなスパイク
一昔前のサッカースパイクの色は黒色がほとんどでした。しかし現在では、カラフルで様々なデザインのサッカースパイクが流行しています。
黄色やピンク色などのオシャレなスパイク、靴ひもを隠したようなデザイン、左右の配色が違うスパイクなど個性を強調するスパイクが増えています。
そのためスパイクの色やデザインで選手を判別できることも可能となってきました。