サッカーが上手な方に共通していることは基礎がしっかりできていることです。我流で覚えたテクニックも上達につながるかもしれませんが、やはり基礎練習はとても重要です。少年期に基礎をしっかりとつくっておくことで、将来の技術力向上へと繋がるのです。
少年期における筋力トレーニング
プロの選手たちは筋力トレーニングを積極的に行っています。例えばボディコンタクトに強い身体作りを行うために上半身の筋力トレーニングを行う、正確なボールコントロールを行うためにインナーマッスルや体幹を鍛えるなどが挙げられます。しかし成長中の小学生は重い負担をかける筋トレよりも自分の体重による負荷を利用した筋力トレーニングを行うことが大切です。具体的には「すね」や「ふくらはぎ」を強化するために、柱などにつかまってスクワットを行う。かかとを上げて、つま先立ちになる。足を前後に開いて腰を落とし、重心を低くする状態を保つなどが挙げられます。自分にあった筋力トレーニングを見つけるためにも、ジュニアサッカースクールに相談するのもひとつの手です。
ボールタッチを無意識で行うために
サッカーはチームワークや戦略が求められるスポーツです。このため基礎的なボールタッチができていなければ、チームの役割を果たすことや最大限のパフォーマンスを発揮することができません。ボールタッチを無意識で行うためにボールに触る機会を増やし、ボールの扱い方に慣れる必要があります。ボールを体の中心に置き、足の内側を使って左右交互にタッチする。ボールを半歩前に置き、左右の足裏で交互にタッチする。ボールを足の裏で後ろに引き、Vの字を描くようにして前に出す。このようなボールタッチは屋内でもできるので、ぜひ行ってみてください。
正確なパスはチャンスに繋がる
サッカーは一流選手を集めただけでは勝てません。11人をドリブルで抜く個人技より、パスを回しながら相手の守備の隙を見つけてゴールするチームワークが重要だからです。正確なパスは多くのチャンスに繋がるなど重要な役割を果たします。ジュニアサッカーではドリブルを重視することもありますが、パス回しも重要なプレイのひとつです。壁を使ってパスの練習ができる「壁パス」は1人でも行える練習であるため基礎練習メニューに取り入れてみてはいかがでしょうか。